カート離脱率を改善する方法を徹底公開!5つの原因を解決しよう!

こんにちは!森本です。
今日はカートの離脱率についてのお話しです。

ネットショップ運営では、カート離脱率を下げることが不可欠です。
アメリカの調査会社Baymard Instituteの調査では、2023年のネットショップのカート離脱率は69.99%でした。

過去にさかのぼっても約70%の状況なので、商品をカートに入れてもらえたのに買ってくれていないケースが10人に7人もいることがわかります。

カート離脱率の改善はネットショップの売り上げを伸ばすためにとても重要な考えです。
この記事ではカート離脱率が高くなる5大原因に基づいて具体的な対策を講じていきましょう。

カート離脱率が高くなる5大原因

Baymard Instituteによる調査ではカート離脱率が高くなっている原因も調べています。
2022年のデータに基づいて、ユーザーが離脱している原因をまずは理解しましょう。

送料・手数料などの追加料金がかかる

想定していなかった追加料金が高いと感じたのが、カート離脱率が上がる最も大きな原因です。
48%のユーザーが挙げている理由で、送料や手数料が主な原因になっています。

日本で多いのは、商品の本体価格は安くても送料込み料金にすると高いというケースです。
他のショップでも合計金額を比較すると安いのではないかと思って一度離脱し、他のショップで買うということが頻発しています。

購入に会員登録・アカウント作成をしなければならない

購入しようと思ったら会員登録やアカウント作成を求められたから断念したというのも24%を占めるカート離脱の原因です。
氏名と住所を入力するくらいで簡単に注文できると思っていたのに、会員登録を済ませなければならないとなると敷居が上がります。

オンラインで即時完結するとしても、これからずっと営業の電話やメールがあるのではないかと思うと「やめよう」と思いがちです。

納期が遅い

すぐに欲しいのに納期が遅いとわかって離脱するケースも22%に上っています。
注文しようと思ったら納期が1週間と表示されて、他のショップで即日配送や翌日配送のサービスはないかと探すというのが典型例です。

在庫管理や物流管理ができていないとカート離脱率が上がることになりかねません。

入力項目が多すぎる

注文を出そうとしてフォームを見たら入力項目が多すぎて面倒だと思われてしまったらカート離脱率が上がります。
17%を占めている離脱原因です。

注文に最低限必要な項目だけを整えることは不可欠だと考えましょう。

信用できない内容に気付いた

クレジットカード情報を入力するのに不安があったのがカート離脱の原因の18%を占めています。SSL/TLS対応をしていないなどのセキュリティ対策ができていなかったり、プライバシーポリシーで個人情報の管理について明記していなかったりするのが不安を煽る要因になっています。

また、キャンセルポリシーを受け入れられなくて信用できないというのも12%を占めているので改善が必要になる部分です。

カート離脱率を改善する5つの方法

カート離脱率を改善するには5つのアプローチが有効です。5大原因に基づいてカート離脱率を上げる方法を紹介します。

合計金額を最初に明確に示す

送料などを含めた合計金額を最初に明確に示すのがカート離脱率の改善に直結します。
総額でいくらかかるのかを商品ページに明記しましょう。

追加料金がどうしても必要な場合には商品ページに記載し、チェックボックスを用意してチェックしてからカートに入れてもらうのが効果的です。

注文確定から会員登録のフローにする

注文の時点で会員登録やアカウント作成を促すのはやめましょう。
注文を受けた後、入力内容に基づいて会員登録を促す提案をするとUXが向上します。

今後も利用したいと思っているユーザーだけを会員にできるので、今後のマーケティングもしやすくなる方法です。

物流のインフラを整える

物流のインフラは徹底して整えて、やむを得ない場合を除いて即納できるようにしましょう。
商品ページにもはっきりと納期を示し、納得した上でカートに入れてもらうようにするのがおすすめです。

入力フォームの無駄を減らす

入力フォームのフィールド数を減らして、簡単に注文できるように改善しましょう。
フィールドごとに疑問点をすぐに解決できるポップアップを表示したり、自動入力できるように対応したりするのも効果的です。

SNS連携によって入力不要にする方法もUX向上につながるので対応するとカート離脱率が改善します。

安全性の高いECプラットフォームを利用する

ECプラットフォームの安全性・信頼性はSSL/TLSなどの信用を獲得するうえで重要です。
大手でセキュリティ対策が充実しているECモールやインスタントECを使えば安心でしょう。
信用を少しでも疑われたら離脱されてしまうので重視した方が良いポイントです。

まとめ

カート離脱率の改善はネットショップ経営の売上にも顧客獲得にも重要な取り組みです。
70%くらいが離脱している状況がありますが、あくまで平均であってどのネットショップでもカート離脱率が高いわけではありません。

ユーザーがカートに入れたらそのまま何も不安に思うことなく注文をする仕組みを作れば、売上が改善されていきます。ネットショップ経営ではカート離脱率の状況を把握し、できる限り引き上げられるように改善を進めていきましょう。

弊社ではこういった改善提案や施策の実行まで網羅して対応しています。
もし少しでも気になりましたら是非弊社までお問い合わせください。

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